書店シェア1位の誇りと責任
K・Hさん
日記事業部 入社6年目
こだわりを形にする編集の仕事
日記事業部は、1月始まりと4月始まりの手帳・カレンダーの制作をしている部署です。主に原稿の入稿、校正、カバーデザインの検討、新商品の企画を行っています。お客様目線に立ち、喜んでいただけるよう細部までこだわり、丁寧に仕上げています。
2026年版は当社の人気シリーズである「フェルテ」の新刊制作を担当しました。シリーズ全体で店頭に並んだ際の色合いのバランスには特にこだわりました。伝統ある商品の雰囲気を守りつつ、新刊らしい存在感を持たせることができたと感じています。
日記・手帳はリピーターが多く、何十年にわたるお客様のパートナーになることもあります。お客様の人生を支え、寄り添っていく、本当に素敵な仕事だと実感します。
お客様の声がものづくりの原動力
一見似ているように見える手帳やカレンダーも、じつは細かな違いがあります。線の太さは0.1mm単位で調整し、フォントや文字サイズ、用紙の色・厚さ、カバーの色、付録の内容まで、すべてにこだわりが詰まっています。
そのこだわりの背景には、お客様の声があります。長年愛用してくださる方は、小さな変化にも気づいて、感謝の言葉を送ってくださいます。中には「自分の愛用品を知り合いに勧めました」と報告してくださる方もいます。
たくさんの方々にこだわりが届いていることを実感しながら、より良いものを追求し続けられるのも日記事業部の魅力だと考えています。
常に「伝統と革新」の精神を
書店シェアNo.1を維持するためには、伝統を守るだけでなく、変化も取り入れる姿勢が欠かせません。商品のイメージを損なわないよう配慮しながら、時代に合ったデザインへの改良や付録の見直しなどを行っています。書店シェアNo.1にあぐらをかくのではなく、常に新しい商品価値を提供し続けていく必要があります。
今後は、手帳の枠にとらわれない新しい商品開発や、海外展開にも力を入れていきたいと考えています。会社の中心を担う日記事業部だからこそ、新しいことに挑戦しつつ、確実に成果を出さなければなりません。
悔いのない就職活動を
就職活動では出版社を中心にエントリーし、高橋書店に入社しました。入社前から感じていた和気あいあいとした雰囲気は、実際に働いてみてもそのままでした。同期との仲の良さはもちろん、会社全体としても非常に風通しの良い職場だと感じています。何気ない雑談が企画につながることもあり、社員同士の交流が視野を広げてくれます。
就職活動中の皆さんには、ぜひ後悔のない選択をしてほしいです。自分のやりたいことや将来のビジョンがあるなら、それをどう実現するかを考えながら、納得のいく就職活動をしてほしいと思います。
1日の流れ